「フィジカルコンピューティングとは人間の身体表現を見直すことによって人々がいかにコンピューター
を介してコミュニケーションをしうるかを考えるための手段です。」
(translated from Tom Igoe's "The FAQs of Physical Computing")

フィジカルコンピューティング(通称フィジコンまたピーコン)はアメリカ、ニューヨーク大学の
ITP(Interactive Telecommunications Program)でDan O'SullivanとTom Igoeが教えているコースであり、
今ではアート/デザインの中の独立した分野名となりつつあります。その目的はアーティストやデザイナーに
コンピューターテクノロジーの根本的な構造や概念(テクノロジカル・リテラシー)を教えることによって、
そこから新しい表現やコミュニケーションの創造を促すことです。コンピューターを考える時にまず思い浮かべる
モニター、マウス、キーボードという先入観を取り払うためにフィジコンでは電子回路、マイクロコンピューター、
センサーなどを使ってプロジェクトを作っていきます。その過程でマウスとキーボードだけではなく、われわれが
普段コミュニケーションに使う身ぶりや習慣の全てをインプットの可能性のあるもの、そしてモニターやスピーカー
だけではなくわれわれが感じ取れる全ての物理現象をアウトプットの可能性として考え直します。

フィジカルコンピューティングはエンジニアやプログラマーのための実践ではありません。
アーティストやデザイナーが新しい表現と表象を探求するための実践です。

*このサイトの多くの文章やイメージは Tom Igoeのページから転用してます。彼の努力と情熱がなければこの分野
の発展はありえませんでした。